五十肩の症状と治療

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五十肩の症状と治療

各症状について

2019/02/04 五十肩の症状と治療

 

60代 女性

右手で左肩を洗う動作で痛みが出てきたので来院されました。

 

話をお聞きしていくと

普段はそんなに痛みは感じず、手を挙げたり

手を後ろに回したりしても痛みは出ない。

痛みのある動作は右手を左肩の方へ動かす(水平内転)

と痛みが出るとの事です。

痛みが出る場所は肩よりも上腕の外側だそうです。

 

診ていくと

腕の拳上時に痛みはないものの、肩甲骨を良く観察すると

肩甲上腕リズムがうまく機能していません。

肩甲上腕リズムというのは

腕を真っすぐ上に挙げた時(180度)に

肩甲骨は60度開き、上腕骨は120度開くというものです。

img_5925

 

この方の場合、上腕骨が100度ほどしか開いていないので

肩甲骨が60度以上開いている状態でした。

img_5926

 

この状態は五十肩に移行しやすく早めの治療をしないと

肩の可動域が狭くなり、夜中に痛みがでたり、

腕を動かす時に痛みが出てしまいます。

 

本人さんに説明すると「なんとなくそんな感じがした」

と言われました。ご自身でも感づいていたようです。

 

肝心の痛みの原因は直接的にはこれでなく

棘上筋が原因でした。

棘上筋は肩甲骨から上腕骨の大結節に付着しているために

痛みの出る場所が肩ではなく腕に出てきます。

水平内転をする場合、肩の関節は屈曲するので

その時に棘上筋が肩峰に挟まれて痛みがでていると思われます。

通常では腕を90度以上挙げていかないと挟まれる事はありませんが

この方の場合は上腕骨‐肩甲骨間の可動域が狭いので痛みがでてしまいます。

 

治療はまず痛みを取る為に

経絡治療を使います。

経絡治療と言うのは痛みの原因となっている経絡を見つけ出し

その経絡のツボを刺激する事で痛みを取るという治療法です。

経絡治療といっても鍼を使うわけでなく、

指でツボを刺激してあげれば痛みはとれます。

 

水平内転での痛みなので検査をした結果

手の少陽三焦経が原因でした。

三焦経のツボ、外関、天井を刺激すると痛みが軽減されます。

また経絡上にある筋肉をほぐしていくと痛みはとれました。

 

重要なのはこれからで上腕-肩甲骨間の可動域を元に戻さなければ

痛みは再発し、五十肩になってしまいます。

 

次に上腕-肩甲骨間の筋肉を伸ばして行きます。

特に棘下筋、小円筋、大円筋のこわばりを取っていきます。

拘縮が進んでいないので筋肉がほぐれていくのが分かります。

 

 

治療後動きの確認をしてもらうと痛みは消えて

肩甲上腕リズムもスムーズにできています。

これで完全に痛みがとれると良いですが

念のため1週間後にもう一度、来院してもらいます。

 

今回は比較的軽度で

この方に運動習慣があるので(週2回体操にいっている)

すぐに痛みは取れました。

長引くケースもあります。

早めの治療にこしたことはありません。

お悩みの方はお気軽にお越しください。

 

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