首の痛み、巻き肩

ふくもと鍼灸整骨院

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首の痛み、巻き肩

各症状について

2019/11/12 首の痛み、巻き肩

80代 女性

朝食を作る際に、包丁でバナナを切った瞬間に

首に痛みが出たとのことで来院されました。

 

 

動作確認をしていくと

頸部の伸展(上を向く)で痛みが強く、可動域の制限があります。

回旋時の痛みは少ないものの、こちらも可動域が狭くなっています。

 

首の痛みですが、バナナを切ったぐらいで痛みがでるほど

我々の首は弱くはありません。

 

では、何故痛みが出たかというと・・・

 

この方の場合、巻き肩が原因でした。

「巻き肩」の画像検索結果

 

巻き肩というのは

肩甲骨が外側に広がり、

肩の位置が重心よりも前にでてしまう事です。

 

巻き肩になると、背骨の胸椎の湾曲がきつくなり

頭が前に出てしまいます。

さらに、肩が前にでているということは、

腕の位置も重心より前になるために、

頭と腕の重みが首に掛かってしまいます。

 

 

その状態が続いて、

ふと力を入れたとき(包丁でバナナを切る)に痛みが出たと考えられます。

 

 

治療は、巻き肩を治して、首にかかっている

頭と腕の重みをとっていくと痛みは取れていきます。

 

まずは肩甲骨を外側にひっぱっている

小胸筋と前鋸筋の緊張をとります。

「小胸筋と前鋸筋」の画像検索結果

 

筋肉の緊張がとれたら、肩甲骨の動きが良くなるので

肩甲骨を掴みさらに伸ばしていきます。

 

次に負担のかかっている首の筋肉、

主に胸鎖乳突筋、肩甲挙筋、後頭下筋の緊張をとっていきます。

 

これで巻き肩は治ります。

巻き肩が治っても

胸鎖乳突筋、肩甲挙筋、後頭下筋の痛みは

以前からの疲労の蓄積があるので、痛みが取れるまで

もう少し時間はかかります。

 

最後に巻き肩にならない肩の体操をお伝えして終わりました。

 

筋肉というのは同じ負荷がかかり続くと

疲労していきます。

疲労の限界が来ると、痛みになります。

 

筋肉の疲労の蓄積は自覚症状が無いことも多いです。

知らない間に疲労が蓄積し、今回のような何気ない事で

痛みが出ることがあります。

 

気をつけるべき事は普段からの姿勢と体の使い方です。

当院では、痛みが出る前に姿勢の矯正もやっています。

姿勢などでお悩みの方、お気軽にご連絡ください。

 

 

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