便秘、下腹部が重い、食欲不振

ふくもと鍼灸整骨院

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便秘、下腹部が重い、食欲不振

鍼灸について

2019/07/08 便秘、下腹部が重い、食欲不振

60代 女性

食欲不振、胃の不快感、下腹部が重い

普段便秘する事はほとんどないが便秘気味

 

腰痛の治療で通院されている方ですが

腰の痛みが軽減され、上記の症状が出たので

鍼治療をご希望で来院されました。

 

「胃の不調」の画像検索結果

 

 

話を聞く限り、消化器系の働きが低下しています。

胃酸の分泌低下により食欲不振となり

脾の運化作用の低下で下腹部の重さがでています。

運化の機能が下がれば、大腸に消化物を運べないので

便通が悪くなります。

 

治療は陽明経の表裏関係にある

「胃」と「脾」の機能を高めていきます。

内臓は「臓」と「腑」に分けられます。

中空の物(胃、小腸、大腸、膀胱)は臓

それ以外の物(肺、心、肝、腎、脾)は腑

に分けられます。

 

使う経穴(ツボ)は

臓は募合配穴

腑は兪原配穴と言う組み合わせで行っていきます。

 

経穴は経絡という流れの中にあります。

その流れに臓腑の種類があり

各経絡に

原穴、墓穴、兪穴、絡穴、合穴の5種類の経穴(ツボ)があります。

 

兪原配穴と言うのは兪穴と原穴を使い

募合配穴と言うのは墓穴と合穴を使うという意味です。

 

脾の兪穴は胸椎11番と12番の間の外側にある脾兪穴、

原穴は足の親指の内側にある太白穴、

さらに三陰交を加え

それぞれに鍼をうっていきます。

15分程、置鍼を行い

 

次に

胃の募穴である中脘(ちゅうかん)

合穴である足三里(あしさんり)

さらに天枢を加え

鍼をうって同じく15分程置鍼します。

 

 

中脘をうっていると腸がぐるぐる動くのが分かりました。

腸の蠕動運動が行われている証拠です。

 

以上で治療が終わり

後日、結果を聞いてみると

治療後、便通も戻り、食欲も通常通り、

重く感じる事も無くなったそうです。

 

 

今回は調子が悪くなりすぐに治療を行った事

症状が軽かった事

それが幸いし1回の治療で治りました。

 

 

薬を飲むのも良いですが

薬を飲むと便が緩くなりすぎたり

下剤を飲むと便秘になったりと思うように治らなかったりします。

鍼治療はツボの働きを利用し、臓器の働きを良くするので

その様な心配もありません。

 

お困りの方はご連絡お待ちしてます。

 

 

 

 

 

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