腕の脱力感、しびれの原因

ふくもと鍼灸整骨院

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腕の脱力感、しびれの原因

鍼灸について

2019/03/19 腕の脱力感、しびれの原因

40代 女性

右腕がうまく動かせず、脱力感を訴えて来院されました。

症状は右腕に出る事が多く、時々両腕に出るようです。

鍼治療をご希望です。

 

 

当院に来院される前に整形外科でレントゲン検査を行ったものの

はっきり原因が分からず症状は改善しなかったようです。

 

肩の可動域は若干狭いという印象で制限はない様子です。

首、肩、背中の筋肉はかなり緊張して硬くなっています。

職業をお聞きすると漫画家さんで

忙しい時は数時間、徹夜で絵を描いたり、

パソコンで作業をしたりするそうです。

 

 

長時間同じ姿勢でいる為に、背中や首が緊張し

尚且つ、徹夜をすることで生活リズムが狂ってしまい

自律神経のバランスが崩れているのが原因です。

 

自律神経と言うのは

交感神経と副交感神経の事で

集中したり、運動したり

身体が活動的になるときに交感神経が優位に働き

食事したり、睡眠をとるときなど

身体がリラックスする時には副交感神経が働きます。

 

徹夜をすると体は寝ようとする時に

脳は活動的になるので

身体は無理やり起こされている感じになります。

そして徹夜明けに寝ようとすると

脳は寝ていても体は起きている状態で十分に休養をとれなくなります。

これを頻繁に繰り返すと脳と身体の休むときと活動する時が

相反する事になり身体の不調を起こします。

酷くなるとうつ病などの精神疾患になる事もあります。

 

治療はまず

首、背中、腰の筋肉の緊張を取っていきます。

特に肩甲幹部と腰部の筋肉が硬くなかなかほぐれていきませんでした。

次に

小胸筋、前鋸筋、小円筋、大円筋をほぐしていきます。

これで肩甲骨の動きを良くし、正常な位置へ誘導していきます。

 

これで動作確認してもらうと

肩周りがほぐれて楽になったようです。

腕の違和感はまだでているので

斜角筋に鍼をしていきました。

 

筋肉をほぐす時に胸部と斜角筋部に圧痛と痺れ感があったので

腕の脱力感は斜角筋と小胸筋が原因と思われます。

斜角筋症候群、胸郭出口症候群と言われるものです。

「斜角筋症候群」の画像検索結果

 

 

治療から1週間がたち違和感はまだあるものの調子は良いとの事です。

 

痛みと言うのはレントゲンを取っても分からない事が多いです。

そんな痛みを取るのが私の役目と思っております。

病院で治療を受けたけど痛みが改善しない

原因が分からないけど痛みが続くといった方

ご相談ください。

 

 

 

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