【O脚】膝の痛み【歩き方】

ふくもと鍼灸整骨院

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【O脚】膝の痛み【歩き方】

鍼灸について

2019/08/27 【O脚】膝の痛み【歩き方】

60代 女性

車から降りる際に、足が上がらず

手で足を持ち上げないと,

痛くて車から降りられない。

 

また足をちょっとぶつけたり、

つまずいたりすると

膝に痛みが響くとの事で来院されました。

 

「膝の痛み」の画像検索結果

 

病院での治療も数回行い

ヒアルロン酸を注射しているそうで

今後、注射ばかりしないといけないのか・・・

という事で悩まれています。

 

状態を確認していくと

立っている姿勢から

O脚であるのが分かります。

痛みの出るポイントは膝の周囲です。

他動的に膝を動かしていくと

軽度屈曲、20度で「ぐりっ」と言うクリック音が感じ取れます。

触診では

太ももの裏側の内側にある、

半腱様筋が非常に硬く緊張していました。

 

以上の事から

変形性膝関節症というもので

多少の変形が見られます。

ただ、すぐに手術を受けるしかない

という状態ではなく

大腿四頭筋の内側を強化し

半腱様筋部の負担を軽くしていけば、

痛みは今よりも軽くできます。

 

半腱様筋と言うのは主に膝を曲げる時に働きます。

車の運転などで、座っている時間がながくなると

筋肉が緊張して固まります。

その時に、車を降りようとすると

筋肉がうまく働かずに膝が挙がらなくなり

手で足を持ち上げる動作が必要になってきます。

 

また、膝を少し曲げた時のクリック音は

軟骨部に変形がある為、

本来、膝の動きである「すべり転がり運動」

ができなくなり「ぐりっ」という音がなります。

 

膝の痛みで歩き方が

膝を伸ばしたまま歩くようになっているので

腰の筋肉が硬くなっています。

 

治療はまず腰の部分からしていきます。

歩く際に左右に重心が動いてしまうので

腰部の横に付着している「腰方形筋」を緩めていきます。

これだけで足が出やすくなります。

 

同様に、股関節部の動きも硬いので

中臀筋、小殿筋の緊張も取って行きます。

 

鍼治療をご希望でしたので

最後に

半腱様筋部と

膝の安定性を出すために、陰陵泉、陽陵泉

ふくらはぎの緊張をとるために、承筋、承山、委中

に鍼を行いました。

 

治療後動きの確認を行うと

すぐに痛みが軽くなり、足が上がりやすくなったのが

分かってもらえました。

 

ですが、この治療だけでは再発する可能性が高いので

筋力をつける為にトレーニングを行っていきます。

 

本人さんには筋力を付ける事の必要性をしっかり説明すると

快諾してやってもらえる事になりました。

 

膝の変形は、治すことができません。

痛みの取る治療をおこなっても

変形が治らない為に、すぐに痛みがぶり返してしまいます。

 

そこで、筋肉をつけると

変形は残すものの、関節が安定するようになり

痛みが軽減していきます。

万が一、手術をすることになっても

筋力があれば、その後のリハビリも楽になります。

 

膝の痛みで悩まれている方は多いと思います。

手術は怖い・・・

と言う方がほとんどではないでしょうか?

痛み止めやヒアルロン酸を注射するというのも

もちろん有効ですが、ずっとやっていく必要があります。

 

注射をしなくても、自分の足で歩いていくには

トレーニングは必須です。

 

お悩みの方は一度、ご相談ください。

 

 

 

 

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