転倒後の痛み

ふくもと鍼灸整骨院

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転倒後の痛み

各症状について

2018/12/21 転倒後の痛み

70代 女性

1週間ほど前に脚立から転倒

骨粗鬆症を患っているので病院で診察を受けたところ

骨折はしていたいとの事です。

病院から処方された湿布を貼って様子を診ていたが

痛みがあるので当院に来院されました。

 

どのように転倒したかお聞きしたところ

木の枝を引っ張るように力をいれたら

脚立が後ろに滑り、腹這いになって転倒したそうです。

幸い、腹這いで転倒したので強く打っている所はありません。

 

打撲よりひどいのが腰の痛みがかなり強くでています。

この方、背骨の変形がすすんでおり

背中が丸く円背(えんぱい)になっています。

その状態で、腹這いでこけたので

背骨が強く反らされた(伸展強制)事になります。

通常の人からすると海老固めをされたような感じです。

 

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(ウィキペディアより)

 

 

痛みは背部から右肩、腋の下あたりにでています。

筋肉でいうと、脊柱起立筋(せきちゅうきりつきん)

広背筋(こうはいきん)、大円筋(だいえんきん)、棘下筋(きょっかきん)

に痛みがでています。

おそらく地面にあたる時に腕か肩をついたと思われます。

そして一番の痛みは胸腰椎移行部(きょうようついいこうぶ)の

胸椎12番、腰椎1番のあたりに痛みがでています。

起床時や起き上がる際に激痛がでています。

 

胸腰椎移行部と言うのは

胸椎の回旋運動と腰椎の前後運動に挟まれている場所で

伸展時に負荷がかかりやすい場所です。

 

治療は、まず肩から背中の痛みを取っていきます。

打撲した様子がないので

転倒した衝撃で筋性防御がかかりそれが緩んでいない状態なので

それをほぐしていきます。

次に背中にかかる負担を減らす為に

肩甲肋骨関節を伸ばして行きます。

「肩甲骨はがし」といわれているものです。

これをすると肩甲骨が背中に引き寄せやすくなり

胸腰椎移行部の負担が減ります。

 

最後に胸腰椎部のストレッチをして終わりました。

 

この方は自宅で親の介護をされており、

車いすからベッドへの移動

衣服の着せ替えなどをされているので

治療はしばらくかかるでしょう。

 

1回目の治療を受けた後は車いすからベッドの移動は

スムーズに介助することができたようです。

 

やはり起床時の痛みが一番つらくなかなか起き上がれないので

それが治るまで治療は続けたいと思います。

 

 

 

 

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